ゴーキョトレッキング10日間
Trip at a Glance
このトレイルはエベレスト地域の中でも特に人気のあるルートの一つですが、ベースキャンプへの商業ルートに比べて静かで落ち着いた雰囲気が魅力です。ゴーキョトレッキングは、ルクラへのスリリングなフライトから始まります。数日後に間近で見ることになる山々を、まずは空から眺めることができる特別な時間です。テンジン・ヒラリー空港に到着すると、いよいよゴキョ湖群への冒険がスタートします。
パクディンへの道中では、シャクナゲの花咲く森やドゥドゥ・コシ川の滝など、ネパールならではの自然の美しさを満喫できます。石畳の道を進みながら、伝統的なシェルパの村々を通り抜け、吊り橋を渡るとパクディン村に到着します。翌日は、エベレスト登山の玄関口・ナムチェ・バザールを目指して歩きます。
ナムチェ・バザールは、登山家やトレッカーにとって特別な場所です。ヒラリー橋を渡り、ユネスコ世界遺産のサガルマータ国立公園に入ると、トレッキングの本番が始まります。高地順応のためナムチェに2泊し、その間に「ホテル・エベレスト・ビュー」とクムジュン村を訪れます。途中では、アマ・ダブラム、カンテガ、タムセルク、ローツェ、ヌプツェ、そして世界最高峰エベレストの壮大な景色を望むことができます。
クムジュン村では、シェルパ族の文化と仏教の伝統に触れる貴重な時間を過ごせます。その後、商業ルートを離れ、静かなドール村を経由してゴキョ方面へと向かいます。標高が上がるにつれ、緑豊かな森は低木に変わり、風景は荒涼とした高山の大地へと移り変わります。マチェルモでは、チョー・オユー山(8,188m)の雄大な姿を眺めながら静かな夜を過ごします。6日目には、ついに神秘的なゴキョ湖群へと到着。トレイル沿いにはストゥーパ(仏塔)や古いシェルパの村が点在し、精神的な静けさが漂います。面積7,770ヘクタールを誇るゴキョ湖群は、2007年にラムサール条約湿地に登録された神聖な場所です。ヒンドゥー教と仏教の両方で崇拝され、シェルパ族の文化にも深く根づいています。
翌朝は、標高5,483mのゴキョ·リへ登頂。黄金の朝日が雪化粧のヒマラヤを染める瞬間は、まさに一生に一度の絶景体験です。その後、マチェルモ、ナムチェ·バザールを経て下山します。ナムチェでは、スパでリラックスしたり、ベーカリーで甘いお菓子を味わったり、アイリッシュパブで乾杯したりと、疲れを癒す時間も楽しめます。最後にルクラへ戻り、早朝のフライトでカトマンズへ。空港ではスタッフがお迎えし、ホテルまでご案内いたします。忘れられない冒険と感動に満ちた10日間の旅が、ここで幕を閉じます。
Detail Itinerary
1日目:カトマンズ ✈ ルクラ(2,848m)~パクディン(2,652m)[徒歩約3時間]
早朝、カトマンズからルクラへ国内線で移動(約35分)。
世界でもっともスリリングなフライトの一つを体験します。
ルクラ到着後、ドゥドゥ・コシ川沿いを歩き、シェルパの村パクディンへ。
ロッジ泊
2日目:パクディン ~ ナムチェ・バザール(3,440m)[徒歩約6時間30分]
吊り橋を渡りながらドゥドゥ・コシ川を遡り、サガルマータ国立公園のゲートを通過。
長い登り坂を超えると、エベレスト地域の中心地・ナムチェバザールに到着します。
ロッジ泊
3日目:ナムチェバザール滞在(高度順応)
高度順応日。シャンボチェの「ホテル・エベレスト・ビュー」やクムジュン村を散策しながら、
アマ・ダブラムやエベレストなどの絶景を堪能します。
ロッジ泊
4日目:ナムチェバザール ~ ドーレ(4,090m)[徒歩約6時間]
緩やかな登りと下りを繰り返しながら、美しい高山植物とパノラマの山々を眺めつつドーレへ。
ロッジ泊
5日目:ドーレ ~ マッチェルモ(4,470m)[徒歩約2~3時間]
ゆるやかな登り道を歩き、静かなマッチェルモ村へ。
チョー・オユー山(8,188m)の雄大な景色が広がります。
ロッジ泊
6日目:マッチェルモ ~ ゴキョ湖(4,800m)[徒歩約4時間]
シェルパの村やストゥーパを通り抜け、ついに神秘的なゴキョ湖群に到着。
湖畔のロッジで静かな夜を過ごします。
ロッジ泊
7日目:ゴキョ湖 ~ ゴキョ・リ(5,357m)登頂 ~ マッチェルモ[徒歩約6時間]
早朝、ゴキョ・リへ登頂。黄金色の朝日に照らされたエベレストやマカルーの絶景を満喫。
その後、マッチェルモまで下山します。
ロッジ泊
8日目:マッチェルモ ~ ナムチェバザール[徒歩約8時間]
往路をたどりながら下山。途中の村で休憩を取りつつ、再びナムチェへ戻ります。
ロッジ泊
9日目:ナムチェバザール ~ ルクラ[徒歩約7~8時間]
トレッキング最終日。これまでの思い出を振り返りながら、ルクラへ戻ります。
ロッジ泊
10日目:ルクラ ✈ カトマンズ
早朝フライトでカトマンズへ。到着後、スタッフがお出迎えしホテルへご案内します。
ホテル泊
What is included?
料金に含まれるもの
• カトマンズのホテル泊(ツーリストクラスホテル/朝食付き)
• トレッキング中の3食(朝食・昼食・夕食)
• エベレスト地域入域許可証(サガルマーターパーミット)
• TIMSカード(トレッカー情報管理システム登録証)
• 寝袋とダウンジャケット(ご希望の場合貸出可)
• カトマンズ~ルクラかラメチャプの(飛行機代)カトマンズまでのジップ代
• カトマンズ~空港~カトマンズのトラスポート代
• ネパール政府公認・登山経験10年以上のフレンドリーなガイドとポーター
※ガイド・ポーターの食費、宿泊費、移動費、装備、給料、保険料を含みます。
※ポーターは2名様以上でのご参加時に含まれます。1名様参加の場合は別途追加料金がかかります(ポーター1名につき最大20kgまで運搬)。
• エベレスト·トレッキング修了証
What is not included?
料金に含まれないもの
• ネパールまでの国際線航空運賃
• ネパール入国ビザ代
• 海外旅行保険
• カトマンズでの昼食・夕食
• 山のロッジ(山小屋)宿泊費
• ガイド・ポーターへのチップ(任意ですが渡す習慣があります)
• トレッキング中の飲み物代
• 追加ポーターをご希望の場合の追加料金(2名以上のご参加時はポーター料金に含まれます)
FAQ's
どんなトレーニングをすればいいですか?
ゴーキョトレッキングの準備は、出発の1か月前から始めるのがおすすめです。
心肺機能(持久力)を高める運動に重点を置きましょう。たとえば:
• 階段の上り下り
• 丘や坂道でのウォーキング・ジョギング
• 週末の軽登山やハイキング
• 有酸素運動(ランニング、サイクリングなど)
可能であれば、標高差のある場所で歩く練習をしておくと効果的です。
中には、エベレスト地域に行く前に他の短いトレッキングで体を慣らす旅行者もいますが、必ずしも必要ではありません。
日常的な運動習慣を身につけ、健康的な体を保つことが何より大切です。
Equipment
トレッキング持ち物リスト
靴・衣類
• 登山靴または軽登山靴
• 登山用靴下
• ダウンジャケットまたは化繊ジャケット
• ジャンパーまたはウール素材のジャケット
• ハイキング用ズボン
• 防水ジャケットまたはポンチョ
その他の装備
• 折りたたみ傘
• 日よけ帽子
• リュックサックおよびダッフルバッグ
• 寝袋
• サングラス
• ヘッドライト
• 懐中電灯と予備の電池
雑用品・衛生用品
• 洗面用具・タオル
• トイレットペーパー
• 日焼け止めローションまたはクリーム
• 常備薬・救急用具
• カメラ
• 水筒またはウォーターボトル
• トレッキングポール(ストック)